認定医 新規申請 募集要項(2025年度)
特定非営利活動法人 日本緩和医療学会
2025年度 認定医 新規申請 募集要項
2025年度より二段階申請(4月に一次申請・6月に二次申請)となります。 また従来の申請内容は「二次申請」となり、7月から6月に受付時期が変更となります。 |
※専門医新規申請、専門医移行申請と同時に申請はできません。
Ⅰ.申請資格
- 日本国の医師免許を有する者
- 初期研修を含め7年以上の臨床経験を有する者
- 専門的緩和ケアの現場(緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、在宅緩和ケア、その他の病院や診療所等で緩和医療に関する経験を積むことが可能な施設※)で6ヶ月以上の臨床経験を積み、かつ同現場で50例の症例を担当した者※※
※病院に所属する場合は、可能な限り緩和ケア病棟または緩和ケアチームでの臨床経験を積むことが推奨されるが、それらの臨床経験を有さない場合は申請システム履歴書の記載欄において、どのような専門的緩和ケアの臨床経験を積んだのかを必ず記載すること。
※※在籍期間(年)とエフォート率(%)の積算が50(年%)を超えること。 - 下記の条件を満たす5例の症例報告書を提出すること*
・「痛み」「身体症状(痛み以外)」「精神症状」「社会的な関わり」「スピリチュアルな関わり」区分の症例を1例ずつ、合計5例とすること ※指導医の承認は必須ではない - 本学会主催の学術大会**に1回以上参加していること*
- 本学会主催の教育セミナーを1回以上受講していること*
- 緩和ケア研修会(PEACE Project)または緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会を修了していること
- 申請時点で6ヶ月以上継続して本学会員であり、当該年度の会費および認定医審査料を納めていること(会費に関しては会員専用ページでご確認ください。)
*申請年より遡って5年以内(2025年度に申請する場合は2020年1月1日以降)のものとする。
**支部学術大会は該当しない
※「○年以上、〇ヶ月以上」は「満〇年」を意味します。
※申請資格5について、2025年度の学術大会の参加実績をもってご申請予定の場合、1次参加登録期間(3月4日[火]正午~5月13日[火])内の参加登録手続き完了にご協力ください。こちらのデータは5月末日までに単位を反映します。2次参加登録期間以降の参加登録の場合、二次申請時にはシステム内に参加予定の選択肢があるので、そちらを選択してご申請ください。
【重要】2025年度・2026年度申請は7月分の実績の有無が大きく影響する為、7月の実績見込み(会員歴・臨床研修期間・業績など)をもって申請可能です。
Ⅱ.申請受付期間
※申請者は必ず一次申請を行った上で、二次申請の際に必要書類をご提出ください。
一次申請期間:2025年4月1日~4月30日 23:59迄 期間厳守 (認定システム内申請)
二次申請期間:2025年6月1日~6月30日 23:59迄 期間厳守 (認定システム内申請)
Ⅲ.一次申請(4月1日~4月30日)
会員専用ページ内の認定システムより申請を受け付けます。
※通信トラブルなどの不慮の事態に備えて、余裕を持って申請いただくことをお勧めします。
申請方法について(認定医新規申請)
No. | 必要書類 | 提出方法 |
1 | 審査料の振込ご利用明細書の写し ※振込日・振込先・金額の確認ができれば画面のスクリーンショットなどでもご申請いただけます。 |
認定システムからアップロード |
2 | 筆記試験受験希望地の登録 (第一希望~第三希望まで) |
認定システムに登録 |
◆審査料振込
審査料:25,000円
審査料を下記口座にお振込みください。入金は4月1日以降から受け付けます。
※ 一旦納入された審査料は返還いたしません
【銀行口座】
銀行名 ゆうちょ銀行 〇九九 店
口座番号 当座預金 0321006
口座名義 特定非営利活動法人 日本緩和医療学会
【郵便振替口座】
口座番号 00990-3-321006
口座名義 特定非営利活動法人 日本緩和医療学会
※明記事項:「認定医申請」、「氏名(ふりがな)」、「会員番号」
※振込手数料は振込人の負担となります。
※一次申請時に振込金受領書または利用明細書の控えを提出(アップロード)していただきます。
Ⅳ.二次申請(6月1日~6月30日)
会員専用ページ内の認定システムより申請を受け付けます。
※通信トラブルなどの不慮の事態に備えて、余裕を持って申請いただくことをお勧めします。
申請方法について(認定医新規申請)
No. | 必要書類 | 提出方法 |
1 | 医師免許証の写し | 認定医システムからアップロード |
2 | 緩和医療認定医申請書・履歴書 | 認定システムに登録 |
3 | 臨床経験期間証明書 ※1施設で申請条件3)の期間(6ヶ月以上)を満たさず、複数施設の臨床経験歴をもって認定医申請をされる場合は、関係する全ての施設の臨床経験期間証明書が必要となります。 ※担当患者一覧表(50例)と症例報告患者(5例)の診療の場が複数施設にまたがる場合、および、申請書に複数施設の経験を記載した場合は、そのすべての施設の臨床経験期間証明書の提出が必要となります。 ※2025年度から書式が変更となりますのでご注意ください。 |
認定システムからアップロード |
4 | 50例の担当患者一覧表 ※提出書類2)臨床経験期間内の症例としてください。 ※50例のうち5例は、必ず提出書類4)5例の症例報告書の症例をご記載ください。 |
認定システムに登録 |
5 | 5例の症例報告書 ≪下書き用書式≫ 「痛み」「身体症状(痛み以外)」「精神症状」「社会的な関わり」「スピリチュアルな関わり」区分の症例を1例ずつ、合計5例とすること ※申請年より遡って5年以内のもの ※指導した医師の承認は必須ではない |
症例登録システムは認定システムからアクセス可能です。 |
6 | 本学会主催の学術大会参加証 ※申請年より遡って5年以内のもの |
認定システムにアップロード |
7 | 本学会主催の教育セミナー修了証 ※対象セミナーの詳細は下記リンクをご確認ください。専門医・認定医セミナーは含まれませんのでご注意ください。 日本緩和医療学会 教育セミナー ※申請年より遡って5年以内のもの |
受講後、単位登録システムに自動登録 ※開催後、単位登録には時差があります |
8 | 緩和ケア研修会(PEACE project)または緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会の修了証書 ※「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針」(平成20年4月1日付け健発第0401016号厚生労働省健康局長通知)に則った研修会が条件を満たします。 |
認定システムからアップロード |
9 | 写真(受験票用) ※申請前3か月以内に撮影した上半身脱帽正面向きの申請者の写真 |
認定システムからアップロード |
10 | 【任意情報】 ・専門医機構に加盟している19基本領域学会の専門医 認定情報(該当者のみ) ・日本がん治療認定医機構によるがん治療認定医 認定情報(該当者のみ) |
認定システムに登録 |
Ⅴ.症例登録(随時受付)
症例登録期間:随時受付
症例登録システムは認定システムからアクセス可能です。
※2025年度に新規申請の場合は2025年6月の申請時までに症例登録を済ませてください。
症例システム掲載ページのご案内/「専門医新規申請」承認依頼について
(参考資料)
・症例報告書記入上の注意および記入例(良い例・悪い例)を参照してご作成ください。
・症例報告書の作成についてのレクチャー動画を公開しております。症例報告書作成にご活用ください。
・2024年度症例報告書審査の総評もご参照ください。
Ⅵ.申請・審査の流れ
日程 | 内容 |
4月 | 申請者:一次申請受付期間 |
6月 | 申請者:二次申請受付期間 |
8月末日迄 | 学会:書類 審査結果の郵送(合格者には筆記試験受験地の通知を含む) ※通知の記載があった都道府県の試験会場で受験をお願いします。原則、変更は出来かねます。 |
8月下旬~9月中旬 (予定) |
申請者:WEBより筆記試験の申し込み ※試験サイトの会員登録が必要です。お申し込み期間は上記郵送にてご案内します。 |
9月21日(土) | 申請者:筆記試験の受験 |
10月末日迄 | 学会:筆記試験・症例報告書 審査結果の郵送 |
・書類審査を通過した申請者が筆記試験を受験することができます。
Ⅶ.筆記試験
・筆記試験:2025年9月21日(日)13:30~15:00
・試験方法:CBT試験
※書類審査を通過した申請者が筆記試験を受験することができます。
※筆記試験はCBT形式での実施とし、各都道府県または近隣の県に1会場以上の会場を設置する予定です。
※会員専用ページ内の「専門医認定制度」に認定試験筆記問題(抜粋)を公開しておりますので是非ご参照ください。
※試験問題は専門医試験と同程度の難易度となりますのでご注意ください。但し、問題数は専門医の半分の60問、合格ラインは専門医より低く設定しております。
※基準となる教科書として、「専門家をめざす人のための緩和医療学(第3版)」をご参照ください。
筆記試験にはそのほか、Oxford Textbook of Palliative Medicine(第6版)、学会から既刊されているガイドライン、学会ニューズレターのジャーナル club(申請年の前年 1 月~12 月発行分)等を参考に出題されます。
Ⅷ.認定について
認定料:20,000円
・認定試験に合格された方は合格通知書受領後、合格通知書の指定日までに認定料をご納付ください。※1ヶ月程度の期間を設けます。
・2026年3月31日までに本学会ホームページで発表され、2026年4月1日付で認定となります。
・認定された方は、本学会ホームページに氏名が公開されることをご了承ください。
※本学会ホームページでの掲載は所属先施設も掲載いたします。異動された場合は会員専用ページより会員名簿の変更をお願いいたします。
Ⅸ.注意事項
- 2024年度より新制度による試験実施となります。旧制度とは申請要件・申請方法が異なりますのでご注意ください。
- 申請前に「専門医関連Q&A」、「研修カリキュラム」、「専門医・認定医認定制度に関する細則」を必ずご確認ください。
- 申請情報等は審査の目的のみに使用し、他の目的には一切使用いたしません。なお、申請書等は返却いたしません。
- 合否通知状はすべて会員情報の連絡先住所へお送りします。
- 認定医は5年ごとの更新が必要です。更新に必要な要件等は別途定めます。
- 経歴詐称や症例の不正、試験において不正行為が認められたときは、不正の状況等を鑑み、委員会および理事会の議決を経て当該年度不合格、受験資格の剥奪、認定取り消し等の措置がなされます。