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専門医 移行申請 募集要項(2025年度)

特定非営利活動法人 日本緩和医療学会
2025年度 専門医 移行申請 募集要項

2025年度より二段階申請(4月に一次申請・6月に二次申請)となります。
また従来の申請内容は「二次申請」となり、7月から6月に受付時期が変更となります。

※このページで案内しているのは、認定医(旧制度・2024年4月1日以前認定)から専門医(新制度)へ移行申請についてです。
 専門医新規申請とは要件が異なりますので申請資格を必ずご確認ください。
※指導医と同時申請が可能です。
※専門医新規申請と同時に申請はできません。
※本年度が認定医更新年度であり、なおかつ専門医移行申請をされる場合、認定医更新は猶予申請していただくことが可能です。
※2025年4月1日以降に認定医に認定された方は本申請の対象外となります。

Ⅰ.申請資格

  1. 2024年4月1日時点に緩和医療学会認定医であること
  2. 緩和医療認定医として認定された後、引き続き緩和医療に従事していること
  3. 5年以上の緩和医療の臨床経験*を有する者、または「がんプロフェッショナル養成プラン緩和医療専門医コース」を修了した者、または19基本領域学会専門医資格を取得した者
  4. 自ら緩和医療を担当した7例の症例報告を提出すること**
    「痛み」「身体症状(痛み以外)」「精神症状」「せん妄」「苦痛緩和のための鎮静」「社会的な関わり」「スピリチュアルな関わり」を中心とした症例1例ずつ(症例はがん疾患に限らない)
  5. 下記のいずれか1つの業績を有すること
    a) 緩和医療に関する筆頭著者の原著論文/短報(査読付き/共著不可)
    b) 緩和医療に関する筆頭著者の症例報告(査読付き/共著不可)
    c) 本学会誌での筆頭著者の活動報告
    d) 本学会(学術大会あるいは支部学術大会)での筆頭演者の一般演題発表(口演あるいはポスター発表)
    ※シンポジウムや教育講演、ランチョンセミナー等は不可
  6. 本学会主催の教育セミナーを1回以上受講していること***
  7. 申請時点で2年以上継続して本学会員であり、当該年度の会費および専門医移行審査料を納めていること(会費に関しては会員専用ページでご確認ください。)

*緩和医療の臨床経験については『専門医関連Q&A』を参照のこと
**申請年より遡って5年以内のもの(2025年度に申請する場合は2020年1月1日以降)、かつ認定医に認定されてから担当した症例に限る
***申請年より遡って5年以内のもの(2025年度に申請する場合は2020年1月1日以降)、かつ認定医に認定されてから受講したものに限る

※「○年以上」は「満〇年」を意味します。
【重要】2025年度・2026年度申請は7月分の実績の有無が大きく影響する為、7月の実績見込み(会員歴・臨床研修期間・業績など)をもって申請可能です。

 Ⅱ.申請受付期間

※申請者は必ず一次申請を行った上で、二次申請の際に必要書類をご提出ください。
※一部試験の免除者も、一次・二次ともにご申請ください。
一次申請期間:2025年4月1日~4月30日 23:59迄 期間厳守
二次申請期間:2025年6月1日~6月30日 23:59迄 期間厳守

Ⅲ.一次申請(4月1日~4月30日)

会員専用ページ内の認定システムより申請を受け付けます
 ※通信トラブルなどの不慮の事態に備えて、余裕を持って申請いただくことをお勧めします。
申請方法について(専門医移行申請)

No. 必要書類 提出方法
1 審査料の振込ご利用明細書の写し
※振込日・振込先・金額の確認ができれば画面のスクリーンショットなどでもご申請いただけます。
認定システムからアップロード
2 筆記試験受験希望地の登録
(第一希望~第三希望まで)
認定システムに登録

 審査料振込
審査料:25,000円
審査料を下記口座にお振込みください。入金は4月1日以降から受け付けます。
 ※ 一旦納入された審査料は返還いたしません

【銀行口座】
銀行名  三井住友銀行 大阪本店営業部
口座番号 普通預金 6999643
口座名義 特定非営利活動法人 日本緩和医療学会
 ※明記事項:「専門医申請」、「氏名(ふりがな)」、「会員番号」
 ※振込手数料は振込人の負担となります。
 ※一次申請時に振込金受領書または利用明細書の控えを提出(アップロード)していただきます。

Ⅳ.二次申請(6月1日~6月30日)

会員専用ページ内の認定システムより申請を受け付けます
※通信トラブルなどの不慮の事態に備えて、余裕を持って申請いただくことをお勧めします。

申請方法について(専門医移行申請)

No. 必要書類 提出方法
1 医師免許証の写し 認定システムからアップロード
2 緩和医療専門医 移行申請書・履歴書 認定システムに登録
3 がんプロフェッショナル養成プラン緩和医療専門医コースの修了証(該当者のみ) 認定システムからアップロード
4 日本専門医機構に加盟している19基本領域学会の専門医 認定情報(該当者のみ) 認定システムに登録
5 7例の症例報告書  ≪下書き用書式≫
「痛み」「身体症状(痛み以外)」「精神症状」「せん妄」「苦痛緩和のための鎮静」「社会的な関わり」「スピリチュアルな関わり」を中心とした症例1例ずつ
※申請年より遡って5年以内のものかつ認定医に認定されてから担当した症例に限る
※指導した医師の承認は必須ではない

症例登録システムは認定システムからアクセス可能です。
下方の「Ⅴ.症例登録(随時受付)」の項目をご参照ください。

6 業績書
a~dのいずれか1つの業績を登録(最大3件まで)
a)緩和医療に関する筆頭著者の原著論文/短報
b)緩和医療に関する筆頭著者の症例報告
c)本学会誌での筆頭著者の活動報告
d)本学会(学術大会あるいは支部学術大会)での筆頭演者の⼀般演題発表(口演あるいはポスター)
※シンポジウムや教育講演、ランチョンセミナー等は不可
認定システムに登録
7 業績を証明する写し
※原著論文・症例報告・本学会誌の活動報告の別刷または全文(PDF)、学会発表は1件につき学会名、開催期間、場所、発表抄録をA4形式2枚以内にまとめたもの(PDF)、いずれか1件以上、3件以内
認定システムからアップロード
8 教育セミナー修了証
※対象セミナーの詳細は下記リンクをご確認ください。専門医・認定医セミナーは含まれませんのでご注意ください。
 日本緩和医療学会 教育セミナー
※申請年より遡って5年以内のものかつ認定医に認定されてから受講したものに限る
受講後、単位登録システムに自動登録
※開催後、単位登録には時差があります
9 写真(受験票用)
※申請前3か月以内に撮影した上半身脱帽正面向きの申請者の写真
認定システムからアップロード
10 日本がん治療認定医機構によるがん治療認定医 認定情報(該当者のみ) 認定システムに登録


Ⅴ.症例登録(随時受付)

症例登録期間:随時受付
症例登録システムは認定システムからアクセス可能です。
2025年度に専門医新規申請の場合は2025年6月の申請時までに症例登録を済ませてください。

症例システム掲載ページのご案内/「専門医新規申請」承認依頼について

(参考資料)
症例報告書記入上の注意および記入例(良い例悪い例)を参照してご作成ください。
・症例報告書の作成についてのレクチャー動画を公開しております。症例報告書作成にご活用ください。
2024年度症例報告書審査の総評もご参照ください。

Ⅵ.申請・審査の流れ

日程 内容
4月 申請者:一次申請受付期間
6月 申請者:二次申請受付期間
8月末日迄 学会:書類 審査結果の郵送(合格者には筆記試験受験地の通知を含む)
※通知に記載があった都道府県の試験会場で受験をお願いします。原則、変更は出来かねます。
8月下旬~9月中旬
(予定)
申請者:WEBより筆記試験の申し込み
※試験サイトの会員登録が必要です。お申し込み期間は上記郵送にてご案内します。
9月21日(土) 申請者:筆記試験の受験
10月15日迄 学会:筆記試験・症例報告書 審査結果の郵送(合格者には口頭試問受験日の通知、受験者専用サイトの案内を含む)
※通知に記載があった日時で受験をお願いします。原則、変更は出来かねます。
11月21日迄 学会:試験用ZoomURL・受験番号・ロールプレイシナリオの通知(メール)
11月29日(土)・30日(日) 申請者:口頭試問
12月末日迄 学会:口頭試問 審査結果の郵送

・書類審査を通過した申請者が筆記試験を受験することができます。
・筆記試験および症例報告書審査に合格した申請者が口頭試問を受験することができます。
* 筆記試験および症例報告書審査の合格判定は合格年を含めて3年間有効です。

不合格者の再受験における【合格判定3年間有効】について
例えばX年度に申請し、症例報告書審査・筆記試験・口頭試問のいずれかで不合格となった場合、X+1年度・X+2年度の再受験申請時には合格済みの試験が免除されます。しかし、X+3年度以降の再受験では免除されません。
再受験申請の有無に関わらず、合格判定は3年間に限り有効です。

Ⅶ.筆記試験

・筆記試験:2025年9月21日(日)13:30~15:00(A問題)、15:30~17:00(B問題)
・試験方法:CBT試験

※書類審査を通過した申請者が筆記試験を受験することができます。
※筆記試験はCBT形式での実施とし、各都道府県または近隣の県に1会場以上の会場を設置する予定です。
会員専用ページ内の「専門医認定制度」に認定試験筆記問題(抜粋)を公開しておりますので是非ご参照ください
※基準となる教科書として、「専門家をめざす人のための緩和医療学(第3版)」をご参照ください。
筆記試験にはそのほか、Oxford Textbook of Palliative Medicine(第6版)、学会から既刊されているガイドライン、学会ニューズレターのジャーナル club(申請年の前年 1 月~12 月発行分)等を参考に出題されます。

Ⅷ.口頭試問

・口頭試問:2025年11月29日(土)、11月30日(日)のいずれか1日を予定
・試験方法:WEB面接

※筆記試験および症例報告書審査に合格した申請者が口頭試問を受験することができます。
※口頭試問では、コミュニケーション能力を評価する目的として模擬患者を対象としたロールプレイと、日常診療における実践的な臨床能力を評価する目的で臨床問題を問う試験を実施いたします。
※試験日・試験時間については、筆記試験および症例報告書審査に合格した申請者に個別にご案内いたします。
※日程についてはご希望いただけませんことご了承ください。

Ⅸ.認定について

認定料:20,000円
・認定試験に合格された方は合格通知書受領後、合格通知書の指定日までに認定料をご納付ください。※1ヶ月程度の期間を設けます。
・2026年3月31日までに本学会ホームページで発表され、2026年4月1日付で認定となります。
・専門医に認定された方は、本学会ホームページに氏名が公開されることをご了承ください。
※本学会ホームページでの掲載は所属先施設も掲載いたします。異動された場合は会員専用ページより会員名簿の変更をお願いいたします。

Ⅹ.注意事項

  1. 制度改定に伴って2024年度から2029年度に実施される特別措置です。移行を希望される認定医は必ずこの期間内に申請してください。
  2. 申請前に「移行措置Q&A」、「研修カリキュラム」、「専門医・認定医認定制度に関する細則」を必ずご確認ください。
  3. 申請情報等は審査の目的のみに使用し、他の目的には一切使用いたしません。なお、申請書等は返却いたしません。
  4. 合否通知状はすべて会員情報の連絡先住所へお送りします。
  5. 専門医は5年ごとの更新が必要です。更新に必要な要件等は別途定めます。
  6. 経歴詐称や症例の不正、試験において不正行為が認められたときは、不正の状況等を鑑み、委員会および理事会の議決を経て当該年度不合格、受験資格の剥奪、認定取り消し等の措置がなされます。