教育セミナー
第39回教育セミナー(2025年度)
日本緩和医療学会 教育・研修委員会では、日本緩和医療学会教育カリキュラムに基づき、学会員の緩和医療に関する能力の向上と生涯学習のために教育セミナーを開催いたします。参加者にはセミナー修了証を交付いたします。皆様奮ってご参加ください。
主催 : 日本緩和医療学会
日 時
2025年6月8日(日)10時 ~ 17時
会 場
Zoomミーティングを予定しております
費 用
会 員:5,000円
非会員:6,000円
※尚、ご入金後にキャンセルされた場合や、何らかの理由で当日不参加となった場合、ご返金いたしかねますので何卒ご了承ください。
参加資格
日本緩和医療学会 会員、および非会員
かつ、下記の「参加要件・修了証発行要件・注意事項」に同意いただける方
【参加要件】
参加に必要な設備、通信環境はご自身でご準備ください。PCでの参加を推奨しております。
Zoomにログインする際は「お申込み時」と同じ「メールアドレス」「お名前」でご入室ください。
Zoomのログ(入退室記録)により出欠確認を行います。
※お申込み時の情報と異なっている場合、出欠ログの照合が困難となり、修了証が発行できない場合がございますのでご注意ください。
ご使用されるメールアドレスは個人のものに限定させていただきます。
※ご所属先の共有アドレスなどでのお申込み、ご参加はお控えください。
【修了証発行要件】
修了証をご希望の場合は10時~閉会までの全日参加が必須条件です。
遅刻・途中退室された場合、修了証は発行いたしませんのでご注意ください。
(第32回以降、WEB開催の教育セミナーは全日参加が必須条件となります。)
※万が一動作不良等により誤ってZoomから退室してしまった場合は、落ち着いて速やかに再入室してください。ただし長時間退室されていた場合、いかなる理由でも修了証は発行いたしません。
※セミナー終了後にログの照合を行い、修了証を発行いたします。お電話やメールでお問合せいただいても発行の可否については回答できません。
※ログの照合にはお時間を頂戴いたしますため、修了証発行については郵便が到着するまでお待ちください。
【注意事項】
当日のご参加にあたりまして「ZOOMのQ&A機能でのご質問方法について」を事前にご参照ください。
当日、参加者様ご自身のシステムトラブルについては学会側で対応いたしかねますこと、ご了承ください。Zoomの公式ページでテスト参加が可能ですのでご利用ください(Zoom公式)。
1つの画面を申込された2名で視聴される場合、当日登録した1名のみが修了証が発行できます。
必ず個別に視聴してください。
セミナー終了後、1ヵ月程度でお手元に修了証・領収証を発送予定です。
【日病薬病院薬学認定薬剤師制度の単位について】※希望者のみ
希望する薬剤師の方へ単位付与を予定しております。
日病薬病院薬学認定薬剤師研修支援システム(HOPESS[ホープス])を利用します為、単位が承認され次第、詳細を改めてご案内致します。
【ご注意ください】
・受講者管理方法は「研修会レポート」にて実施します。
・制度やHOPESSのアカウントに関する事項は当会ではお答えできません。開催前に日本病院薬剤師会(https://www.jshp.or.jp/)にお問い合わせください。
・登録期限は日本病院薬剤師会の定める期限の為、延長対応は出来かねます。
<発行要件>※以下2点が必須条件となります。
・10時から閉会までのご参加
・レポートの提出(全講演から2講演を選び、学んだこと、理解したこと、今後に活かせそうなことを記載してください。(400字以内))
申込方法
申込期間
2025年3月10日(月)10:00から2025年5月29日(木)17:00まで
入金期限
2025年5月29日(木)まで
当日案内・セミナー資料
事前に当日案内およびセミナー資料をメールにてお送りします。6月3日(火)までに案内が届かない場合は、お手数ですが6月5日(木)までに事務局へお問合せください。
タイムテーブル
- 10:00~10:05
開会の挨拶
松本 禎久(教育・研修委員会 委員長) - 10:05~10:50
エンドオブライフステージにおける褥瘡ケア
松原 康美 先生(北里大学 健康科学部看護学科)
死期が近い患者は、全身状態の低下に加えて皮膚の脆弱化、活動性や可動性の低下、浮腫などにより褥瘡発生リスクが高い。また痛み、呼吸困難感、腹部膨満感などが褥瘡発生の引き金要因となる。本講演ではエンドオブライフステージで褥瘡部に痛みがある場合、体位変換が困難な場合の褥瘡ケアを紹介する。 - 10:50~10:55 休憩
- 10:55~11:40
骨転移の緩和ケア
余宮 きのみ 先生(広島市立広島市民病院 緩和ケア科)
骨転移痛の特徴は、骨格の不安定性による体動時痛です。体動時痛に対しては集学的な治療が必要になることから、科を超えた横断的な知識やチーム医療が求められます。体動時痛がマネジメントできなければ、ADLは低下します。そこで、痛みを和らげるとともに、骨転移や麻痺を抱えながらも可能な限りQOLを維持できるような全人的なサポートが必要になります。 - 11:40~11:45 休憩
- 11:45~12:30
緩和医療における嚥下障害のマネジメント
橋田 直 先生(大阪大学医学部附属病院 摂食嚥下センター)
緩和医療において、「嚥下障害があり誤嚥をするから完全に絶飲食にする」ことや、「誤嚥リスクが高くても終末期でもあるので経口摂取をフリーにする」など様々な考えがありますが、どちらも間違いではなく決まった答えがないのが現状です。緩和医療において嚥下障害のマネジメントのお話をします。 - 12:30~13:30 お昼休憩
- 13:30~14:15
ここまでできる!在宅緩和ケア
大屋 清文 先生(医療法人平和の森 ピースホームケアクリニック京都)
利用可能なリソースが病院とは異なる在宅医療の枠組みの中でも、質の高い緩和ケアを提供するため、自施設で行っている具体的な取り組みを紹介します。特に、在宅医療における腹腔穿刺や胸腔穿刺ドレナージ、輸血療法、緩和的鎮静、臨床研究の実践について取り上げます。 - 14:15~14:20 休憩
- 14:20~15:05
今後の緩和ケア教育を考える~より多くの人に適切な「Care」を提供するために~
松坂 俊 先生(飯塚病院)
本講演では、緩和ケアのトレーニングサイトとして当科が行っている教育戦略を解説し、医師が実践的スキルを身につけるための具体的アプローチや、地域ケアの質向上を推進するために行っている方法及び、今後の展望を具体例とともに紹介します。 - 15:05~15:10 休憩
- 15:10~15:55
「がん患者における気持ちのつらさガイドライン(2024年版)」を読み解く
藤澤 大介 先生(慶應義塾大学/国立がん研究センター)
上記ガイドラインに基づき、1.すべての医療者が行うべき基本的対応 (①支持的コミュニケーション、②介入が必要な気持ちのつらさの見分け方、③気持ちのつらさに類似する医学的鑑別診断、④患者のニーズの特定と対応)と、2.より専門的な対応(薬物療法、心理療法、チーム医療(早期からの緩和ケア等)、家族介入、ピアサポート)について、エビデンスを考慮した臨床実践のポイントを解説します。 - 15:55~16:00 休憩
- 16:00~16:45
看取り期のケア
内藤 明美 先生(宮崎市郡医師会病院 緩和ケア科)
予後が数日以内に迫った時期には、様々な苦痛が出現することがあります。患者が穏やかで尊厳が保たれるように、そして家族も穏やかに患者との最後の時間を過ごすことができるための、臨死期の判断やこの時期にチームでできる症状緩和やケアの工夫についてお話したいと思います。 - 16:45~16:55
閉会の挨拶
鳥崎 哲平(教育セミナーWPG員長)