お知らせ
【論文アクセプト】Journal of Clinical Oncology
当会では緩和ケアに関する研究助成を行っておりますが、この度、助成を行った研究の成果をまとめた論文がJournal of Clinical Oncologyにアクセプトされました。
この研究では、がん患者が新たにオピオイドの使用を開始する際に、もともと便秘の治療薬として用いられるナルデメジンが、便秘の予防にも効果があることがわかりました。また、ナルデメジンを同時に使うことで、生活の質の向上や吐き気の予防効果も認められました。
研究の詳細については、国立大学法人筑波大学、国立大学法人富山大学からのプレスリリースをご参照ください。
https://www.tsukuba.ac.jp/journal/pdf/p20240911140000.pdf
日本緩和医療学会 学術委員会
委員長 松岡 弘道
掲載論文題名
Naldemedine for opioid-included constipation in patients with cancer: A multicenter, double-blind, randomizes, placebo-controlled tiral
(ナルデメジンのオピオイド誘発性便秘症の予防効果について)
著者名
J. Hamano, T. Hisanaga, T. Kessoku, M. Hirakawa, S. Oyamada, K. Ariyoshi, T. Yamada, T. Morita et al.
掲載誌
Journal of Clinical Oncology
https://ascopubs.org/doi/10.1200/JCO.24.00381
掲載日
2024年9月10日
DOI
10.1200/JCO.24.00381
日本緩和医療学会 研究助成
- 採択年度:2019年度
- 浜野 淳
『消化器がん患者におけるオピオイド誘発性便秘症(OIC)の予防投与に関するランダム化比較試験』