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募集要項

2024年度 緩和ケアに関する研究助成募集要項

日本緩和医療学会学術委員会

1. 趣旨

これまで本学会は各種のガイドラインなどを発行してきました。今後、緩和医療の質をさらに高めてゆくために、ガイドラインにおいてエビデンスのない領域やエビデンスレベルの低い領域を中心に、ガイドラインや学会の活動に寄与する課題の研究助成を公募し、学術委員会で審査し、学会として取り組むに相応しい研究を選定し研究費を助成します。

2. 研究課題

公募する研究はガイドライン等においてエビデンスのない領域やエビデンスレベルの低い領域における検証的・探索的な臨床試験・介入研究、ガイドラインや学会の活動に寄与する観察研究・調査研究です。なお、採択にあたっては学会のガイドラインや学会の活動に対する寄与とともに、研究課題の重要性・公益性・緊急性を考慮します。

3.対象者

研究課題に積極的に取り組み、英文で原著論文を執筆することができる本学会の会員

4. 助成金額

1件あたり300万円以内とし、助成総額は600万円以下とする。
※公募研究規則には「本研究につき支給する公募研究費(以下、「本研究費」という)は一件400万円以内とする。」とありますが、本年度の募集では1件あたり300万円以内とします。

5. 応募手続き

1)応募方法

募集要項及び学術委員会公募研究規則を必ずご確認いただき、所定の申請書に必要事項を記載して学会事務局へメールで送信して下さい。
公募研究規則・申請書

2)応募受付期間

2024年4月4日(木)~5月31日(金)(必着)

6. 助成の決定

第一段階(書類審査)、第二段階(面接審査)の2段階にて審査を実施します。

第一段階(書類審査)においては学術委員会において審査選考のうえ2024年6月30日までにご連絡いたします。書類審査を通過した応募者に対してWeb会議システム等を利用した面接審査を行います(第二段階)。その後、申請書の修正になった場合は、修正申請を受け付け、最終的に採択になった課題に対して2024年8月20日までに採択通知をお送りします。

7. 助成金の使途

事務作業費、消耗品費、郵送費、翻訳費、倫理審査費など
※単価として20万円以上の備品の購入は認めません。
※学会旅費は成果発表のみに使用し、飛行機(エコノミー)、電車(普通席)など安価なものを選択する

8. 契約締結

1)助成決定者と個別に助成に関わる契約書を取り交わします。

2)契約に関する諸手続きについての詳細は、決定後送付いたします。

9. 研究終了後の手続き

支給開始後、毎年進捗報告を書面にて提出していただくとともに、Web会議システム等を利用した進捗報告会を実施します。

研究の成果は学術論文として公開して下さい。その場合、「日本緩和医療学会の助成を受けた」旨の表示ならびに邦文名(日本緩和医療学会研究推進助成)、英文名(Grant for Research Advancement on Palliative Medicine, Japanese Society for Palliative Medicine)の記載を必ず付けて下さい。また、支給開始年度を含め4年以内に学術論文もしくは本学会学術大会で研究の成果を発表して下さい。

10. 注意事項

研究の遂行中、止むを得ない事情により研究計画の一部を変更しようとする場合、本学会の承認が必要です。
1つの研究に対して本助成と他の助成の重複は認めません。1つの研究であるという判断は倫理委員会を通ったプロトコルが同一であることとします。研究課題採択後に同時に応募していた別の助成等に採択された場合は、速やかに学術委員会に報告し採択辞退を含め協議してください。
研究費獲得に際して、所属施設で間接経費が差し引かれる場合は、申請書の研究経費には間接経費も記載してください。

11. 研究助成期間の延長について

COVID-19 も落ち着いてきてはおりますが、臨床業務のなかで研究を遂行することはまだまだ難しい状況であろうかと存じます。 したがって、暫定的に経費執行期限を1年延長しております。2024年度助成に応募の際には、研究期間を5年として計画を立てていただいて構いません。

【申請書送付先】

特定非営利活動法人 日本緩和医療学会事務局
E-mail:  info●jspm.ne.jp(メール送信の際には●部分を@に変えてお送りください。
※申請書送付の際は【件名】2024年度 緩和ケアに関する研究助成応募でお送りくださいますようお願いします。