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Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.88
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2020  88
理事就任挨拶

筑波メディカルセンター病院 緩和医療科 診療科長
緩和ケアセンター長
久永 貴之


 この度、日本緩和医療学会 理事を初めて拝命いたしました筑波メディカルセンター病院の久永貴之と申します。選挙においては多大なご支援を賜りましたことに感謝申し上げます。
 私は、2011年より専門医認定・育成委員会委員として、専門医・認定医の審査・育成・制度設計に関わらせていただき、また、つくば地域の緩和ケア施設群において、計12名の緩和医療専門医を育成して参りました。そのような経緯もあり、専門医認定・育成委員会の委員長を仰せつかることとなりました。
 当学会の専門医制度は2010年に認定を開始し10年を迎えます。2020年4月1日現在専門医は273名、認定医は736名まで増加しましたが、全国で緩和医療の均てん化を図るにはまだまだ十分とは言えず、今後も多くの専門医・認定医を育成していかなくてはなりません。
 課題の一つは、一般社団法人日本専門医機構におけるサブスペシャルティ領域の位置づけが未だ決定せず、緩和医療を志す医学生・研修医に学会としてのキャリアパスが示されていないことです。サブスペシャルティ領域としての認定を目指す取り組みを継続し、一方で学会としてのキャリアパスを提案し、模範となる教育プログラムや拠点となる教育施設の整備を検討いたします。
 もう一つの重要な課題が、今年度はCOVID-19の影響により既に中止が決定しております専門医・認定医試験を、来年度は必ず実施しなくてはなりません。そのためにもオンラインで申請・審査ができるシステムを構築し、同時に試験や審査の方法についても見直しを行います。周囲の状況が変化したとしても安定して公平・公正に試験や審査を実施できる体制を整え、質の高い専門医・認定医を認定して参ります。
 2年間、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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