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Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.87
日本緩和医療学会ニューズレター
May 2020  87
編集後記

 COVID-19の問題で世界中が苦しんでいるようだ。日本では横浜港のクルーズ船が契機となり、全国へ拡大している。その船は英国籍だという。Modern Hospice発症の地は英国といわれており、因縁めいたものを感じさせる。その創始者であるCicely Saunders(1918-2005)の言葉に’Being better than doing’(2003年の研修会での発言)がある。「何事かを行うより傍に寄り添う方が良い」という意味に理解されるが、「Social distanceの保持」という現下の風潮について、どのようにコメントされるか、ご存命なら伺ってみたい。今日を暮らす我々は、明日の生活を組み立てるために日夜努力している。その一翼を担える方法を緩和医療の立場からも探索すべきと感じており、その方向で本誌も寄与していきたいと思う。

安部 能成

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