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Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.86
日本緩和医療学会ニューズレター
Feb 2020  86
巻頭言
緩和・支持・心のケア合同学術大会2020にご参加の皆様へ
緩和・支持・心のケア合同学術大会2020 大会長
国立がん研究センター
内富 庸介

 この度、2020年6月19日(金)〜20日(土)、緩和・支持・心のケア合同学術大会2020を開催するにあたり、ご挨拶させていただきます。特定非営利活動法人日本緩和医療学会、一般社団法人サイコオンコロジー学会は、新しく誕生した一般社団法人がんサポーティブケア学会と初めて合同大会を開催いたします。がん医学とケアの技術革新と共に、患者を取り巻く環境もめまぐるしく変化していますので、今回、ケアに携わる3学会の専門家が更なるケアを創出する機会を提供できるのではないかと期待しております。

大会テーマ
『多様性、対話、そして利他』

 今回の大会テーマは、ケアの研究をはじめたときの経験と関係しています。数名のがんサバイバーの方々と共にサポートグループをわが国に導入したときのことです。初顔合わせで緊張の中、趣味を含む自己紹介を経てアイスブレーキング。自らのがん体験、似かよった副作用、異なる考え方などを順番に話していくうちに、自らの対処行動が理解され、時には他の患者さんに役立ってもらえたと感じられました。数回目のセッションでは必ずと言っていいほど、グループに参加できていない患者さんの話題が出ました。こうしたサポートグループに参加できていない人たちは一体どうしているのだろうかと。サポートグループが終わって現実生活に戻ってから、患者の利他行動が後進の灯火となっていることを多くの方々が目撃しています。その体験から大会テーマを考えました。
ケアを創出し提供する3学会の利点が患者さんと共に理解され、吸収され、他学会の欠点を補う利他が認められることを期待しています。参加者の方には、できるかぎり多くのプログラムに参加できるよう調整を進めております。ケアを必要としているすべての方にとって意義ある機会となるよう、組織委員会一同、鋭意準備に取り組んでおります。
 皆様と2020年6月京都でお目にかかれることを心から楽しみにしております。

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