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Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.84
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2019  84
よもやま話
ちょっと嬉しかった話「継続は力なり」
川崎市立多摩病院(指定管理者学校法人聖マリアンナ医科大学) 看護部
伊藤 優子

 私はがん性疼痛看護認定看護師を取得し、18年目になります。現在の所属施設では、看護師長として1病棟を担当しており、緩和ケアチームを兼務して活動しています。最近、地道に続けていくこと「継続は力なり」を実感しましたので、一筆書かせていただきます。
 私自身は日本緩和医療学会では安全・感染委員会委員として活動していますが、大学病院の緩和ケアを考える会にも所属しています。この会は、1991年前身である「ターミナルケアフォーラム」と称して活動し、1995年に会員制として会則を整備して研究会としての新たな活動を開始しました。私は2003年に聖マリアンナ医科大学で総会研究会が開催された際に分院である東横病院から本会の支援のために世話人会に参加し、会員となりました。総会研究会を終えてからも、緩和ケアの充実を目指す多くの医療者との関わりを持ちたいと思い、世話人でもないのに世話人会に通い続けました。今から思うと図々しい行動ですが、2カ月に1回、様々な施設の医師・看護師・薬剤師の方との緩和ケア充実のための活動は、私自身に力を与えてくれる楽しい時間でした。数年経過し、世話人、教育部会員として認めていただき、現在に至ります。
 そんな中、教育部会のメーリングリストに嬉しいお知らせが入りました。2019年6月25日に日本緩和医療学会編集の新しい教科書「専門家をめざす人のための緩和医療学 改定第2版」が出版され、教育に関する項目に山本亮先生が「大学病院の緩和ケアを考える会」のことを記載しておられたという内容でした。大学病院の緩和ケアの充実だけではなく、卒前卒後教育にも力を入れてきた会の活動を認めていただけたことを教育部会のメンバーで喜びました。
 様々な学会や大学病院の緩和ケアを考える会を通して多くの方と知り合い、講師、執筆など様々な活動の場を与えていただきました。日本緩和医療学会の委員としての活動もその一つです。緩和ケアは私にとって「人生に彩りを与えてくれるもの」です。看護師長としての業務にも緩和ケアの中で学んだことが沢山活かされています。これまで緩和ケアの地道な活動も多くの支えを受けて継続することができています。そして、聖マリアンナ医科大学看護専門学校を卒業後、ずっと聖マリアンナ医科大学の関連病院に勤務しており、新人の頃から共に働いている素敵な医療者の方々とのつながりに支えられています。本当に「継続は力なり」だなあと思います。これからも看護師長としての「管理」と認定看護師としての「緩和」、どちらも大切にしながら頑張りたいと思います。
 大学病院の緩和ケアを考える会の今年度の総会研究会は2019年9月21日(土)12時〜17時千葉県立保健医療大学講堂で開催されます。「多職種で広げる緩和ケア〜心不全の緩和ケアを考える〜」がメインテーマです。ぜひご参加下さい。

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