line
Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.84
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2019  84
学会印象記
初めて日本緩和医療学会総会に出席して
朝日大学病院 放射線治療科 准教授
放射線治療専門医 がん治療認定医
田中 修

 今回始めて教育セミナーと緩和医療学会に参加しいろいろ新しい体験ができたので報告します。
1)女性の参加者が多い
2)企業ブースにふとん屋とマッサージ機がある
3)なぜかガリガリ君がもらえた(このガリガリ君がもらえたのは以前、韓国の国際がん学会に参加したときの手土産としてFILAのシューズがもらえたのを思い出しました。)
 さて、本当に新しい体験ができたのは、自分は緩和医療の一部を担っていることだけにこれまで満足してきており、今回参加することによって緩和医療学の中の放射線腫瘍学(緩和照射)の立場を改めて感じさせてくれるものでした。一部を担うには全体を知らなくてはいけない。今回の教育セミナーも終末期にNSAIDsを控えたりするなど、患者個々に応じた緩和ケアが必要だと感じました。個々に対応するには緩和医療の手法を全て知っている必要があり、ここに参加されている先生方は緩和医療科を専門とされており、正直すごいと思いました。
 私は放射線治療専門医ですので、がん性疼痛の対処がメインの仕事です。外来の患者さんでは鎮痛薬を出すこともあります。これまで自分の領域はしっかりできていると思っていましたが、今回の学会に参加して、緩和ケアを幅広く知った上で自分の領域を考えることが非常に大事だと感じました。その点で緩和医療に足を突っ込んでいる医療者は、一度は(できたらもっと)この学会総会・セミナーに参加したほうが良いと思いました。
 今回は当院で緩和ケアチームが新しく発足するに当たり、その前に教育セミナー・学会参加をしようと思って参加しました。「無知の知」って感じで非常に私も一緒にいった同僚もたくさんの知識をつけて帰ってくることができました。さてこれから当院での緩和チーム作りです。今年は症例報告のポスター発表でしたが、非地域がん診療連携拠点病院がどのように緩和ケアチームを作っていく過程を発表できたらよいかと思っています。

Close