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Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.81
日本緩和医療学会ニューズレター
Nov 2018  81
理事就任挨拶
理事就任挨拶
京都大学大学院 医学研究科人間健康科学系専攻
田村 恵子




 この度、前期に引き続き理事を拝命いたしました。本学会の会員数は、2018年9月現在12,434名であり、そのうち、看護職の占める割合は36.2%であり、医師(48.8%)に次ぐ職種となっています。しかし、この構成割合は数年間ほぼ変化がなく、看護における緩和ケアの重要性が声高に謳われていることに比べて、看護師会員が増加していないことに一抹の不安を感じています。
 国民の総死亡数が増加を続ける中で、看護師は、人々のQOLを向上させること、人が尊厳をもって人生の最期を迎えること、そのご家族に安心を与えることなど、“質の高いEOLケアの提供”という重要な役割を担っています。私はこれまで主に教育・研修委員会内ELNEC-J WPG員代表として、看護職のために開催されているELNEC-J指導者養成プログラムの運営に携わってきました。現在までに1,877名のELNEC-J指導者が誕生しており、2018年4月現在、29,000名を超える看護師が教育プログラムを受講しています。さらに、指導者のスキルアッププログラムの開催、地域におけるELNEC-J看護師教育プログラム開催支援などを充実したいと考えています。
 また、今期より国際交流委員会委員長を拝命いたしました。がん緩和ケアはもちろんのこと心不全やCOPDなど疾患を問わずに適切な緩和ケアを提供するためのシステムやガイドラインの作成、老いや高齢多死社会におけるEOLケアの充実などについて、他国の状況から学ぶことができるよう国際交流を深めたいと考えています。その第一歩としてAsia Pacific Hospice Conference 2021の日本開催に向けて、他の関連学会と共に準備に取り組んでいきます。
 ご支援とご協力のほど何卒お願い申し上げます。

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