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Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.81
日本緩和医療学会ニューズレター
Nov 2018  81
理事就任挨拶
理事就任のご挨拶
亀田総合病院 疼痛・緩和ケア科
関根 龍一

 このたび、初めて本学会の理事として仕事をさせていただくことになり、身の引き締まる思いでございます。私が今回、初めて代議員、そして理事に立候補をしましたのは、学会誌の編集長を務めたいと考えたことが最大の理由です。応援して下さった学会員、代議員の皆様にこの場を借りて心より御礼申し上げます。ありがとうございます。私自身は、本学会誌の編集委員を小林国彦先生、宮下光令先生、新城拓也先生、瀧川千鶴子先生の計4人の編集長の元で編集作業の様々な側面について学ぶ機会をいただきました。諸先生方のご尽力により、本学会誌のレベルは少しずつですが向上していると実感しています。諸先生方の志を受け継ぎ編集長としてこれから2年間頑張って参る所存です。
 皆さんご承知のとおり、臨床研究をめぐる昨今の度重なる不祥事の影響を受け、研究倫理のあり方が今厳しく問われています。研究倫理に反する悪質な不正を未然に防ぐ仕組みの確立が急務であることは言うまでもありません。ただ、現場で編集委員の作業をしておりますと、近年、研究倫理規定がやや不必要なレベルにまで厳しく問われすぎると感じる場面もあります。結果として研究従事者の書類作業の負担は増すばかりで、本来伸びやかな臨床研究の活動が将来的に先細りしてしまう懸念もあります。こうした状況のもと、現在、当学会誌委員会では、論文内容ごとに求められる倫理規定のレベル(具体的には各研究論文の投稿にIRBが必須か否かなど)を論文投稿者に明記すべく倫理規定を含む投稿規定の改定作業を行っております。他にも、各分野における査読者のレベルをどのように向上させるか、採択、不採択のレベルの線引きをどのような基準で行ってゆくべきか、など課題は山積みです。このようななか、少しずつでも着実に前進をしていく学会誌、学会員の皆様のよき学びの友として親しまれる学会誌を目指し、鋭意取り組んで参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。

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