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Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.81
日本緩和医療学会ニューズレター
Nov 2018  81
理事就任挨拶
理事就任にあたって
島根大学医学部麻酔科学・附属病院緩和ケアセンター
齋藤 洋司

 この度は、日本緩和医療学会の理事に選出いただき誠にありがとうございます。
 日本における緩和ケアの普及、充実は急速な勢いで進んでおり、日本緩和医療学会への期待と果たすべき役割もますます大きなものとなってきています。これまでの学会活動として、用語委員会、国際交流委員会、地区委員会、学術委員会の各委員として日本緩和医療学会の運営・活動に関わってまいりました。2014年は第19回日本緩和医療学会学術大会の大会長を努めさせていただきました。長年、痛みの臨床と研究を専門としてがん性疼痛緩和を実践し、2003年より島根大学医学部附属病院緩和ケアセンター設置とともにセンター長として緩和ケアを担ってきました。教育においては、医学科における卒前教育ならびに初期研修から専門医教育までを広く担っています。
 これまでの経験や学会活動を礎として、本学会と地域活動を結び支える役割を果たしていく所存です。本学会の今後の重要課題として、以下の3点に取り組んでまいりたいと存じます。

1)理事会と支部の連動機能の確立による学会運営の発展的基盤の構築:一体性、迅速性の高い学会運営には、前年発足した支部の体制、機能の確立と理事会との連動が学会運営の基盤として重要です。

2)緩和ケアの非がん患者への拡大、充実:緩和ケアは全ての領域の礎です。その役割を果たすためにはがん領域から非がん領域まで網羅することが必要不可欠であり、その体制と普及の仕組みを確立する起点にあります。

3)緩和ケアを担う人材育成の強化・充実:各領域における卒前・卒後教育体制を全国の教育機関で構築するための支援、さらに専門的育成のための研究、学術活動の支援強化を図ります。

 皆さまの声をいつでもどこでも気軽にお聞かせいただくことをお願いして、理事就任のご挨拶とさせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。

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