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学会からのお知らせ
緩和医療に関する研究助成募集のお知らせ

2011年度 緩和医療に関する研究助成募集要項

日本緩和医療学会
研究推進委員会

1. 趣旨
 緩和医療を高めるために、2010年度より新たに研究推進委員会を立ち上げ、日本緩和医療学会が主体となって多施設共同研究を進めると共にその支援体制を整えることになりました。これまで本学会は「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン」、「苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン」や「終末期癌患者に対する輸液治療のガイドライン」等を発行してきましたが、ガイドラインにおいてエビデンスのない領域やエビデンスレベルの低い領域でエビデンスとなる研究計画を公募し、研究推進委員会で審査し、学会として取り組むに相応しい研究計画を選定し、支援することになりました。具体的な支援としては、研究実施計画書の作成指導、統計専門家の助言、データ入力などの事務作業費、消耗品費、郵送費、翻訳費等です。2011年度は下記の要領で募集いたします。

2. 研究課題
 研究課題は、ガイドラインにおいてエビデンスのない領域やエビデンスレベルの低い領域でエビデンスとなるものです。下記のようにリサーチ・クエスチョンをPICO/PECOに従って具体的に記載して下さい(申請書を参照して下さい)。

例1) 4アームの無作為化比較試験
P: オキシコドンの経口投与を開始する患者において
I: プロクロペラジンを定期投与することは
I: ジフェンヒドラミン・ジプロフィリン配合剤を定期投与することは
I: ナウゼリンを定期投与することは
C: プラセボを定期投与することと比較して
O: 悪心のNRSと嘔吐の回数が軽減するか
(プラセボなしの3アームも可能)

例2) 2アームの無作為化比較試験
P: モルヒネの持続静注・皮下注入を受けている患者において
I: 突出痛に対してモルヒネの2時間量を早送りすることは
C: モルヒネの1時間量を早送りすることと比較して
O: 痛みのNRSを軽減するか、呼吸抑制を生じないか

例3) 2アームの無作為化比較試験
P: 痛みのためにオキシコドンを内服している患者において
I: 呼吸困難のためにオキシコドンの速放性製剤を投与することは
C: モルヒネの速放性製剤を投与することと比較して
O: 呼吸困難のNRSを軽減するか、呼吸抑制を生じないか
(プラセボによるコントロールも可能)

例4) 2アームの無作為化比較試験
P: オピオイドが投与されていない中程度以上のがん疼痛(NRSで4以上)のある患者において
I: フェンタニル貼付剤を開始することは
C: オピオイドの徐放性製剤を開始することと比較して
O: 痛みを軽減するか、安全であるか

例5) 2アームの無作為化比較試験
P: フェンタニル貼付剤*mgで副作用はないが、鎮痛が不十分な患者において
I: モルヒネ*mgを追加することは
C: フェンタニル貼付剤*mgに増量することと比較して
O: 痛みを軽減するか、安全であるか

3.対象者
研究課題に積極的に取り組み、英文で原著論文を執筆する意欲のある本学会の会員

4. 助成金額
1件あたり50〜100万円(数件)

5. 応募手続き
1) 応募方法:所定の申請書に必要事項を記載して学会事務局へメールで送信して下さい。
  ・申請書 (wordファイル)
  ・募集要項 (pdfファイル)
2) 応募受付期間:2011年6月30日(必着)

6. 助成の決定
研究推進委員会において審査選考のうえ2011年8月末までにご連絡いたします。

7. 助成金の使途
データ入力などの事務作業費、消耗品費、郵送費、翻訳費等

8. 契約締結
1) 助成決定者と個別に助成に関わる契約書を取り交わします。
2) 契約に関する諸手続きについての詳細は、決定後送付いたします。

9. 研究終了後の手続き
 研究の成果は学術論文として公開して下さい。その場合、「日本緩和医療学会の助成を受けた」旨の表示ならびに邦文名(日本緩和医療学会研究推進助成)、英文名(Grant for Research Advancement on Palliative Medicine, Japanese Society for Palliative Medicine)の記載を必ず付けて下さい。

10. 注意事項
研究の遂行中、止むを得ない事情により研究計画の一部を変更しようとする場合、本学会の承認が必要です。

申請書送付先
特定非営利活動法人 日本緩和医療学会事務局

E-mail:

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